4,923品目は2026年最多、平均上昇率は11%
帝国データバンクが主要食品メーカー195社を調べたところ、2026年9月の値上げは4,923品目に達した。月別では2026年最多で、平均値上げ率は11%。しょうゆ、めんつゆ、冷凍食品、バター、チーズ、飲料、菓子などが対象となる。
4,923品目のすべてが11%上がるわけではない。11%は各社が公表した改定率の平均で、実際の上げ幅と店頭で価格が変わる日は商品ごとに異なる。
調味料と加工食品だけで3,807品目
内訳は調味料1,959品目、加工食品1,848品目。この二つで3,807品目となり、全体の約77%を占める。酒類・飲料は466品目、乳製品278品目、菓子272品目だった。
前年2025年9月の1,467品目と比べると約3.4倍になる。ただし、同じ商品の再値上げは改定のたびに数えられ、価格を据え置いて内容量を減らす実質値上げも含まれる。4,923種類の定番商品が初めて値上げされた、という数ではない。
- 調味料
- 1,959品目しょうゆ、めんつゆ、酢、たれなどが中心。
- 加工食品
- 1,848品目冷凍食品、チルド食品、すり身製品などが含まれる。
- 二分類の合計
- 3,807品目、全体の約77%9月の値上げは、幅広い売り場へ均等に散ったのではなく二分類へ集中した。
原材料、包装、物流、人件費が同時に上がった
値上げの理由として原材料高を挙げた品目は90.7%、エネルギー高は65.1%、中東情勢の影響は27.8%だった。一つの商品に複数の理由が当てはまるため、比率の合計は100%を超える。
キッコーマンは原材料、容器、エネルギー、物流費の上昇を説明した。雪印メグミルクも原材料と包装資材に加え、人件費と物流費を挙げた。二社の発表を合わせると、9月の集中は特定原料だけでなく、製造から配送までの費用が同時に上がった結果と分かる。
値上げ幅と店頭価格は商品ごとに異なる
キッコーマンは、しょうゆ153品目を約5〜9%、つゆ47品目を約5〜22%、ソース47品目を約6〜11%値上げする。雪印メグミルクはバター、マーガリン、加工チーズ、ナチュラルチーズ、練乳などを対象とした。同じ売り場でも改定幅はそろわない。
メーカーの改定率と小売店の販売価格は同じとは限らない。在庫の切り替えと店舗の価格設定で、値上げ日もずれる。内容量を減らす実質値上げも4,923品目の集計に含まれるため、店頭価格だけでは変化を捉えきれない。
10月は3,033品目の値上げが予定され、1〜11月の判明分は1万9,083品目に達した。9月だけの一時的な集中ではなく、秋以降も改定が続く見通しだ。
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